新着情報 (2023/10/5): 活用アイデア集に「バスデータ(GTFS)の可視化」「公共交通関連データの可視化」を追加しました。

日本測地系と世界測地系の可視化の見え方について

日本測地系と世界測地系の可視化の見え方について

現在、日本の測地系は世界測地系に基づいていますが、2001年以前は日本測地系に基づいていました。世界測地系と日本測地系では、座標値が400~450m程度ずれるといわれています。

地域メッシュ統計では、国勢調査は 1990年以前、日本測地系のメッシュを使用して、それぞれの区域に関する統計データを編成しており、1995年以降は世界測地系のメッシュを使用して、それぞれの区域に関する統計データを編成しています。そのため、1990年以前と1995年以降では測地系がかわることにより、メッシュの位置、統計値がかわるため、注意が必要です。

また、商業統計は2002年から 世界測地系 に対応しており、統計によって世界測地系に移行する時期が違う場合もあるので注意が必要です。

下図は小売業販売額経年変化(商業統計)の1999年と2002年を比較した例です。一緒に表示している赤いメッシュは世界測地系のメッシュで、1999年のグラフとは位置が一致していませんが、2002年のグラフとは位置が一致しており、測地系がかわる 1999年 と2002年ではグラフの位置がずれることを確認できます。

1999年では1つのメッシュに販売額が集中していますが、2002年ではメッシュの位置が変わることにより、他のメッシュに分散しています。このように、経年変化を見る場合は測地系がかわる時期に注意が必要です。

1999年

↓↓↓ 測地系が変わる時期に注意! ↓↓↓

2002年

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